小谷エリア

長野県北安曇郡に位置する小谷村は、雄大な中部山岳・妙高戸隠連山国立公園に抱かれた自然豊かな山岳リゾートです。
村内には小谷温泉をはじめとする13種類の温泉が点在しており、湯めぐりが楽しめます。また、栂池自然園でのハイキングや、栂池・乗鞍・コルチナの3つのスキー場でのウィンタースポーツ、塩の道祭りなど歴史的な祭りも魅力。登山からキャニオリング、森林セラピーまで、四季を通じて様々なアウトドア体験が可能です。

小谷エリアの特徴

01白銀の楽園 ― 栂池高原

北アルプス山麓に広がる「栂池高原」は、冬はスキーやスノーボードのメッカ、夏は高山植物の宝庫として知られています。標高1,900mに位置する栂池自然園では、湿原や池塘を彩る花々と雄大な山岳景観を楽しむことができ、四季折々に訪れる人々を魅了します。

02神秘の森 ― 雨飾山

日本百名山のひとつ「雨飾山」は、古くから信仰の対象とされてきた名峰です。ブナ林に包まれた登山道を抜けると、頂上からは妙高山や北アルプスの大パノラマが広がります。紅葉の美しさは格別で、訪れる人に山の静けさと自然の力強さを感じさせてくれます。

03いにしえの歴史にふれる

小谷村には、山岳信仰の対象でもあった雨飾山や、古道・塩の道をはじめとする歴史資源が残されています。山とともに生きてきた人々の暮らしを感じながら、自然散策や資料館見学を通じて、文化と歴史の奥深さに触れることができます。

観光モデルコース

  • 千国越えルート

    「塩の道祭り」でも歩かれ、モデルコースの中で最も整備されており安心して歩ける道です。牛と牛方が一緒に寝泊まりした「牛方宿」や「千国番所跡」「小谷村郷土館」など、往時の文化や歴史に触れるポイントが多く、塩の道の入門には最適のコース。行程全体が下り坂となる松沢口からのスタートがおすすめです。

    コース概要

    栂池高原松沢口→牛方宿→千国の庄史料館→大別当→小谷村郷土館

  • 大峯越えルート

    大峯越えコースは和平別れから高町越えコースの始点を結んでいます。7年に一度行われる諏訪大社の薙鎌打ち神事道でもあり、諏訪信仰にまつわる遺構が多く見られ、古の雰囲気が味わえます。幾つかの集落を結ぶ道は小谷村らしい雰囲気を残しつつ、洒落たカフェや店舗などを同時に楽しめるコースです。

    コース概要

    小谷村郷土館→ガニ原→土谷諏訪神社→大峰峠→市場(土谷局前バス停)

  • 高町越えルート

    古くは大和王権時代より、姫川で採取されたヒスイを全国へ運び出す際に使用されました。また、諏訪大社御柱祭りの前年に行われる薙ぎ鎌打ち神事の舞台となるなど、見所が多いルートです。風雨鎮護を願い、信越国境にある御神木に薙ぎ鎌を打つ際の奉献品が通ることから、諏訪信仰が色濃く残る道になっています。

    コース概要

    市場(中谷局前バス停)→耳尾沢口→埋橋薬師堂→深原口→JR大糸線北小谷駅